奥京都の、ソマビトたち~森を、生き返らせる~

いとうの森

「山への敬意を持ち、いい山にしようとする意志で林業をしていなければ、山守(やまもり)、木こりを名乗ったらあかん。」
いとうグループの会長、3代目 伊東宏一が常日頃から言っている言葉です。

いとうグループでは、「ソマビト=杣人」として「良い木を産出する」とともに、「森を生き返らせる」ことを最重要テーマとしています。

戦後の植林ブーム時、全国で植林された山林がブローカーに買収され、それはこの奥京都でも同様でした。現在、それらの山林の多くは放置されて荒れたままになっています。

いとうグループは、そのような山林の再生を進めています。
現在、福知山中心に約500haの山林を伊東が所有し、再生に取り組むとともに、その森を拠点に、離れてしまった森と人との距離を近づけるプロジェクトも展開しています。

「他府県の人の手に渡って荒れてしまった山林を地元に戻し、元の姿に生き返らせる。」

私たちは誰しも、森に生かされ、森と生きています。

澄んだ空気と水(川や海)を育み、我々を生かしてくれる山を再生し、恩返しするために。それは、環境のためという安易な言葉におさまるものではなく、私たち人間に返ってきて恩恵を受けるものです。

奥京都のソマビトとして、これからも森を生かし森に生かされる誇りを紡いでいきたいと思います。