【WOOD】パドック(パドゥク)/itomoku wood works

こんにちは!

今回は久しぶりの木材シリーズです!

 

itomoku wood worksが今後プロダクトにする木材在庫の中から

とても鮮やかな色味の高級材「パドック(パドゥク)」をPICK UP!

 

パドックの最大の特徴は、製材時は鮮やかな赤褐色ですが、経年と共に紫褐色に変化し、心材と辺材の区別が鮮明です。

寸法安定性が高く、衝撃に強く、加工性が非常に高いなど、優れた材質を備えています。

 

材面の美しさ、加工のしやすさから、クラシックギターの側面や裏面、エレキギターのボディやネックなどの楽器や、

家具、カウンター、フローリングをはじめとした建材など多くの用途に使用されています。

チェス盤の高級素材としても人気があるそうで駒もパドックで作られたものもあるそうですよ!

 

歴史や成分についても調べてみました。

パドックは「王の木」と称され、紀元前10 世紀にイスラエル人を統治したソロモン王は、彼の寺院の柱のために

堂々たるパドックを選びました。

 

また17世紀にフランスのルイ15 世とルイ16 世は、赤く色付いたパドックを好み、パドック製の王のコップに注がれた水が

黄色に変色することから、これに薬効があると信じられていたと伝えられています。

マメ科広葉樹のパドック。

大豆などのマメ科の植物に多く含まれている成分に、イソフラボンがあります。(健康食品でよく耳にしますよね!)

イソフラボンの中にsantallinとsantarubinいう成分があり、

それが同じマメ科のパドックの赤い色に関係しているといわれています。

また、パドックには、オーロンという濃い黄色や橙赤色の色素も含んでいます。

このオーロンの中にあるisoliquiritigeninという物質が水に溶け、水の変色に影響していると考えられているそうですよ!

 

 

珍しい赤みの心材と辺材のメリハリが大地のエネルギーを感じ存在感抜群!

今後itomoku wood worksのどんなプロダクトになっていくのでしょうか!!!

 

毎回木材シリーズでご紹介させて頂きますが、

弊社では伐採した木を、新たなプロダクトに加工して生まれ変わらせることができる

「伐採木材 デザイン事業」があります。

 

特殊伐採や森林整備のご依頼で伐採した木を、

当社の製材加工部門、自社設計士デザイナーと連携し、建築用材、DIY用木材、家具、木工品などが製作できます。

「大きな庭木や老齢な木をやむなく伐ることになったが、思い入れがあり、なんとか再利用できないか」という方、

ぜひお気軽に弊社へご相談ください。

 

そのままだと燃料となって燃やされてしまう「欠点のある木」でも、

欠点を利点として生かしたオリジナルのプロダクトに生まれ変わらせ、これから10数年・数十年と活かすことができます。

第二の命として、あなたの暮らしにのそばに、あるいはマチの拠点に。

何十年も大切に育てられてきた愛着ある木を新たなプロダクトへ生まれ変わらせて

木の食器などの木工品や我が家の家具、新築、リノベーションの建築用材などへ。

 

お問い合わせお待ちしております。

 

いとうグループ広報 菊地