奥京都20メートルの倒木撤去物語
奥京都 大江山といえば鬼伝説。
ある日の事・・・。
出勤してすぐに山へ退治しに行くと会長からお誘いを頂き、
きびだんごの代わりに軍手、ヘルメット、ユニック車(トラック)を準備して
サル(私)とキジ(先輩)の製材広報チームはお供することとなりました。
(今回イヌは不在です。笑)
鬼伝説!!
いざ奥京都の山奥へ!!
緊張しながら現場に到着するとそこには
鬼ではなく今年の雪に耐えれず農道を塞いだ約20メートル超えの倒木が!!!!!!
林業の現場に行くことが少ない製材広報チームは木の大きさにびっくり!!
すぐに撤去作業開始!!
私たちは会長の早くて正確な枝払いをした枝の撤去。
枝払いとは⬇︎⬇︎⬇︎
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この大量に舞っている黄色い粉はまさか!!!!!!
これは杉の木!!!!!!
逆襲が始まった・・・。
花粉症のサル(私)はくしゃみ地獄。笑
作業スピードが大幅にダウンして早くも使い物になりません。笑
一旦休憩。
この奥京都の山に囲まれた素晴らしい景色。
株式会社いとうが所有し、管理している山や歴史について山を見ながら話してくれました。
会長から直接話を聞ける機会は滅多にないので、有意義な時間に感謝。
そして山を見つめ笑顔で楽しそうに話す会長。
山への愛情を感じ、普段店舗スタッフと広報をしている私は
森からはじまるいとうグループの原点に少し触れることができてとても良い経験をさせて頂きました。
作業に戻り、
会長がチェンソーで切った木と枝を運び続ける事約3時間。
20メートル超えの倒木撤去が無事完了。
道が通れるようになりました。
ここで一つ豆知識。
桃太郎について少し調べてみました。
桃太郎のお供が、なぜ「イヌ・サル・キジ」かわかりますか?
理由は、干支の十二支と関係しているそうです。
十二支を北から時計回りに並べると、鬼門は北東になります。ウシ、トラの方角です。
だから、鬼のイメージはウシの角、トラ柄のパンツをはいている。
そして、その鬼門の方角に「鬼ヶ島」があることになります。
次に、その鬼ヶ島に行って鬼を退治するためには、鬼門と反対の方角(裏鬼門)の生き物の力が必要と考えました。
北東の反対は、南西です。その方角の干支はヒツジとサルです。
しかし、このヒツジは角があるため、鬼の角に通じるということで避けられました。
よって、サルから順番に3匹、つまり、申(猿)酉(鳥)戌(犬)となりました。
桃太郎の話に出ている家来は、「イヌ・サル・キジ」となったというわけです。
他にも、桃太郎のお供を考えるとき、「智・仁・勇」に、親しみのある動物をあてはめることによって
子どもにもわかりやすいお話にしようとした説もあるそうです。
「智」は、サルは猿知恵というように知恵がある生き物。
「仁」は、イヌは3日飼ったら恩を忘れないという仁徳のある生き物。
「勇」は、キジは火事の時、自らの羽を巣に覆いかぶせ卵を守ることから勇気がある生き物
ということで、この3匹が選ばれました。
今回サルである私。知恵があるかは別として・・・。笑
会社に置き換えて考えるととても大切なことなのかもしれません。
桃太郎はイヌ、サル、キジという一見バラバラな三者をなぜ仲間にしたのか。
桃太郎はチームに多様性を取り入れ、ある種のケミストリーを起こそうとしたのではとも言われている。
個性の違いはお互いを高め合うきっかけ。
一人一人が違うから視野が広がり発見があり成長できる。
チームとして強くなる。
個々の能力を最大限に発揮しつつ一丸となって進んでいく。
個性派揃いのいとうグループ。
更にチームで強くなっていきたいですね!
調べていたら多様性の時代において学ぶべきことが桃太郎にはあると感じました。
そんな未来を見据えていたかのような桃太郎。いや桃太郎先生。
鬼退治という目標ときびだんごという報酬を与えモチベーションUP、鬼退治の方法をメンバーに意見を求め取り入れる。
メンバーの違いを受け入れ多様な才能を活かし役割を与えメンバー自身が鬼退治を自分ゴトにして進める。
桃太郎はかなりやり手のリーダーということがわかりました。笑
ではここで奥京都20メートル倒木撤去物語を終わりたいと思います。
倒木撤去後、すぐにサル(私)は薬局へ鼻炎薬を買いに行ったとさ。笑
おわり。
伊東グループ広報 菊地