子育てしやすい町 「福知山」 で、林業のカッコイイ!を伝える

 

大阪で生まれ育ち、奈良、東京、京都市での暮らしを経て、結婚とともに福知山へ移住してきました。

今は、林業部の管理業務をしながら、「森と人」をつなげるというミッションを掲げた広報や企画のため、現場にもたびたび足を運んでいます。

 

実家は都市部の核家族。
「地方暮らしスタイル」とは無縁で育ってきました。

 

結婚前から「農業・林業・漁業って大事だよね」と興味はあったのですが、いざ林業現場でその技術者たちの仕事を見ると、「かっこいい!!!」と、たちまち魅了されてしまいました。

 

 

【 SNS発信スタート、そして効果 】

当社で仕事をはじめてすぐの頃。
求人のため、『 農林漁業の就職フェア 』に部長と一緒にブース出展をしました。

広い会場には、若い方々が男女ともに大勢集まっていました。
「よし!」 と喜んだのもつかの間。

集まっていた求職者の8割が農業へ行ってしまい、残りの大半が漁業へ。
最下位が林業でした。
さらにはその林業の中でも、都市部に近い森林組合様ほど求職者が並び、北部にある民間企業の当社には、2~3人が立ち寄られただけでした。

今では林業大学校の現場インターンシップ先として毎年人気の当社ですが、10数年前はあまり知られていないこともあり、人気薄だったんです。

(今年の現場インターンシップの様子)

 

当時、会社HPの中に林業部 部長の担当ブログはあったのですが、開店休業状態。
ほかの業務の優先順位が高くなっていて、情報発信については後回しになっていました。

 

就職フェアで苦い思いをした私は、

「発信しないなんてモッタイナイ!」
「林業のカッコ良さをなんとかして、一般の方にも伝えたい」

と思い、管理業務のかたわら、顧客ターゲット層(50~70歳)が多く登録している facebook で林業部アカウントを立ち上げ、1年後には、一般ユーザー数が増えてきていた instagram での発信も始めてみることにしました。

 

試行錯誤しつつ意識したのは、

  • カッコ良さや遊び心だけではなく、安心感や信頼感とのバランスをとること
  • 現場作業の流れを大切にし、取材が現場の邪魔にならないようにすること
  • 依頼主にも配慮すること
  • 地域とのつながりを大切にすること
  • 専門用語をなるべく使わないこと

でした。

 

おかげ様で、少しずつ林業業界以外の方にもSNSをフォローしていただけ、そこでの発信を見てお仕事をご依頼いただく個人様や企業様、就職したいとエントリーしてくれる若い方たちが出てくるようになりました。

また、その効果で現場スタッフにも喜んでもらえるようになり、とてもやりがいを感じています。

→ 林業部の instagram はこちら

管理業務が多忙になったこともありますが、もっと新鮮な目線で広報 菊池とも連携しながら発信していただける方を求めています。

 

【 森林レンタルで森と人をつなぐ 】

昨年度より始まった「フォレンタ(森林レンタル)」事業も担当しています。

 

貸し農園ならぬ貸し森林。
区画割して一般キャンパー向けに一年契約で貸し出しています。

国定公園にも指定されている大江山にある奥京都キャンプエリアで、その自然豊かな四季折々の表情が見られると、京阪神の都市部から来られるお客様にも大好評!
2期目には新エリアをオープンし、市内はもちろん、遠くは奈良在住の方までご契約いただきました。

 

一方で、全国的にキャンプ場をめぐるトラブルがたくさん起こっています。
トラブルを未然に防ぎ、末長く事業をするためには、お客様と対等な関係でコミュニケーションをとることが大切です。

フォレンタは、ごく限られたご契約者様のプライベートゾーンではありますが、ゴミやトイレ、火の扱いなど、ルールを設けています。
そういったルールや手続き面について喜んでご協力いただける方にご契約いただくためには、当社との相性がキーになってきます。

 

その相性を見るため、ご契約前に私たちと出会う「現地内覧会」を開催しています。
幸いにも、区画数を上回る希望者様が内覧会に来られるため、なるべくフランクにたくさんお喋りし、ご希望者様と当社の相性を見て選考させていただくようにしています。

(現地内覧の様子)

(内覧会では大江山の観光スポットもご案内)

他にも、

  • 契約書などの取り交わし
  • 規約の改訂
  • トイレの管理やキャンプエリアの見回り
  • ご契約者様向けメールマガジン配信

を通じて、ご利用者様とコミュニケーションをとるほか、フォレンタ本部や役所などの関係機関とのやり取りを担当したり、キャンプ場のご近所様とやり取りをしています。

 

【 子育てしやすい福知山 】

 

独身時代に大都会からノンビリした古都までいろんな町で暮らし、年齢に応じてそれぞれの町の良さを堪能してきました。
でも、特に東京で暮らしていたときには、「若い時はいいけど、ここはずっと暮らす場所じゃないな」と感じていました。

今では、福知山の町っぽいところと田舎っぽいところを両方堪能しながら、
「季節ごとの旬の食材」 「絶品のお米やお魚」 「夕焼けが見渡せる広い空」
「背景にひろがる山並み」 「ゆったり流れる大きな川」 に癒されて暮らしています。

 

 

子育てをしながら当社の林業部で働いていますが、福知山は抜群に子育てしやすい町だと実感しています。

周りのママ友さんたちは、生粋の福知山人もあれば、都会から移住して来られた方も多いです。

皆さん、口々に
「子育てしやすい生活圏(規模感)」
「子ども連れにあたたかい目が注がれる地域」
と言い、実際、お仕事をしながら3人以上のお子様を育てておられる方が本当に多いです。

(2022年の合計特殊出生率は、全国平均 1.26 に比べ、福知山は 2.02。 本州3位です!)

 

もちろん、都会には刺激が多いですし、学校や習い事の選択肢も多いです。
でも、福知山にも基本的な習い事はそろっていますし、数も多いです。
住む場所を選べば、小規模な小学校から大きな学校まで、好みに応じて通わせることもできます。

(保育園児の息子が通っているサッカークラブ)

小学校低学年の娘は、1学年15人ほど(全校生徒で80人ほど)の小規模学校に通っていますが、担任の先生から校長先生まで全ての先生、そして児童クラブの先生に余裕があり、子どもたち一人ひとりを朗らかにじっくり見ていただいているのがとても伝わります。

繊細な性格の娘も、ありがたいことに、先生たちとコミュニケーションがとりやすく、のびのびと学校生活を送っています。
私自身、困ったことがあれば気軽に学校に相談ができるため、とても助けられています。

 

また福知山では、自然観察員やボランティアに励む大学生、地域活性化に奔走する若手起業家などがそこら中にいて、子どもたちが魅力的な大人と接することが多いです。

休みの日には、子どもたちと自然の中で遊んだり、大人たちが子どもたちのために開く企画やイベントに繰り出しています。

子ども時代に自然に触れたり、家族以外でも素敵な大人たちにたくさん関わることは、きっと人生の財産になると信じています。

 

 

また、編み物教室を開いているので、仕事や育児では出会うことが無かった方々とのお喋りを楽しんでいます。
そういう場でもたびたび、林業ネタ・木のネタを披露して、すこしでも林業のことを身近に感じていただくようにしています。

 

 

イトモクのスタッフは移住者もとても多く、林業業界の中では平均年齢も若いです。
休みの日には趣味を楽しみ、田舎暮らしを満喫しているスタッフばかりです。

仕事も暮らしも思いっきり楽しみたい方は、ぜひ当社へいらしてください!
お待ちしています。

 

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