山での境界線:隣地 山主様との境界確認

場 所:
京都北部を中心に、兵庫県・滋賀県などで実績あり
内 容:
自社林のみならず、府有林や自治会の共有林・個人様の山など委託林の森林施業も行っています

 

山では、住宅地のように塀や溝があるわけではありません。
目に見えない境界を、地形や痕跡から読みとる必要があります。

特に、福知山の山は小規模の山主さまが多く、ひと山に何十人(時には100人以上)もの所有者さまが混在していることも多いです。

もちろん、住宅の敷地と違って、山の中の境界線はハッキリと表示されていません。

全国的に市町村にて地籍調査が進められてはいますが、昔の口頭確認だけの時代の公図が今も使われているエリアもまだとても多く、現地の状況と合っていないことも珍しくありません。

のちのちのトラブルを防ぐため、イトモクでは、山の施業に入る前に、必ず慎重な現地調査をさせていただくようお願いしています。

今回は、現場で実際に確認している主なポイントを4つご紹介します。


①杭や識別テープ

山主さまやご先祖様がご自身で付けた目印です。
こうした痕跡が残っていると、非常に参考になります。

②シュロの木

南国の雰囲気ただようシュロですが、タワシやホウキの材料にもなるため身近な樹種です。
寒さなどに強いため、里山の民家敷地でも山でも、境界を分かりやすくするために植えられていることがあります。

③地形

尾根や谷などの地形で、所有者さまが分かれていることも多いです。
( ↑ 上の写真では白点線が尾根のライン)

尾根や谷を境に、植え方や手入れの仕方が変わることがあり、それが山主さまの判別につながる場合もあります。同じ人工林でも、管理の違いによって山の雰囲気は大きく変わります。

④山への愛着

「ここの山主さま(あるいは、ご先祖様)は山が好きやったんやろうなぁ…」

現場で林業部長がつぶやくことがあります。

  • 杉は谷側、ヒノキは尾根側と、区画内でも植える樹種を分けている
  • 枝打ち(樹齢が若い頃に枝を落とす)がされている
  • 間伐が2回ほどされている

近年はシカ被害の影響も大きく、手入れの差がそのまま「生物多様性の差」につながりにくいですが、それでも、丁寧に管理されてきた山ほど、山菜や広葉樹などいろんな植生に出会うことが多いと感じます。

そうした山に入らせていただくと、先人たちの思いや積み重ねが伝わってきて、自然と背筋が伸びる気持ちになります。

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創業明治35年以来、地域の山を管理してきました。
受け継いできた経験と技術を活かし、新しい機械や最新技術を取り入れながら、自社林や自治会様の共有林・個人様所有林などの山を整備します。

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