「平和の木、オリーブ」
2022年も残すところわずかとなりました。
弊社も本日12月28日が仕事納めです。
そんな2022年最後のブログは
itomoku wood worksが今後プロダクトにする木材在庫の中から
「オリーブ」をPICK UP!
オリーブと言えばオリーブオイルですね。
私はキャンプでアヒージョを作る時がありますが美味しいですよねー!
今回は木材としての「オリーブ」についてです。
オリーブの木材、とっても貴重なものってご存知ですか?
古くからオリーブの木は、地中海沿岸では、オリーブオイルを採るための貴重な資源でした。
原料となる木は、若くても樹齢80年以上、ほとんどは100年以上、中には数百年という樹齢のものも多い古木。
何世代にもわたって守られ、多くの人々が養ってきたその木が枯れてしまったり、何らかの理由で倒れてしまった場合に
限って、材料にすることが可能な木材だそうです。
長い年月の樹齢の後に伐採されたオリーブの木は、
板状に切り出してからさらに3年〜7年、自然の中で乾燥させたものが材料となります。
そのためオリーブの木材はとても貴重で特別な存在として大切にされています。
(木材としての供給はアフリカ大陸、ケニア、タンザニア、ウガンダなどに生育したものが多い)
オリーブの木の特徴は、なんといっても、木目のパターンです。
独特なマーブル模様があり年輪や種類によって2つとして同じものはないと行っても過言ではありません。
乾くとかなり堅くなり、耐久性と抗菌作用にも優れているのでカッティングボードや食器としての用途にも向いていて、
家具用材、小物類、床材、ギター部材にも使われているんです!
使い込むほどに味わい深くなっていくのも特徴です。
弊社にあるオリーブの木目も強いコントラストとすごい存在感でかっこいい。
オリーブの木の花言葉は「平和」幸せを呼ぶ木。
オリーブの木は旧約聖書では大洪水の後、
陸地を探すためにノアが放った鳩がオリーブの枝をくわえて帰ってきたことなどから、
いまでは様々な平和のシンボルともなっています。
地中海沿岸地域の人々にとって、オリーブの生える大地は、平和と繁栄、そして豊かさの象徴だったのです。
それ故に、彼らのオリーブに対する愛情はとても大きく、枯れてしまったオリーブを捨ててしまうのではなく、
いつまでも自らの生活に残しておこうという愛着も、
オリーブの木製品を支えている大きな理由のひとつだといえるでしょう。
弊社では伐採した木を、新たなプロダクトに加工して生まれ変わらせることができる
「伐採木材 デザイン事業」があります。
特殊伐採や森林整備のご依頼で伐採した木を、
当社の製材加工部門、自社設計士デザイナーと連携し、建築用材、DIY用木材、家具、木工品などが製作できます。
「大きな庭木や老齢な木をやむなく伐ることになったが、思い入れがあり、なんとか再利用できないか」という方、
ぜひお気軽に弊社へご相談ください。
そのままだと燃料となって燃やされてしまう「欠点のある木」でも、
欠点を利点として生かしたオリジナルのプロダクトに生まれ変わらせ、これから10数年・数十年と活かすことができます。
第二の命として、あなたの暮らしにのそばに、あるいはマチの拠点に。
何十年も大切に育てられてきた愛着ある木を新たなプロダクトへ生まれ変わらせて
木の食器などの木工品や我が家の家具、新築、リノベーションの建築用材などへ。
「愛着ある木を自らの生活に残し、後世に受け継ぐ。」
そして木の道具を使う楽しみは、使い続けるなかで様々に変化することです。
私たちの生活も変化し続ける日々。
2023年も変化を楽しみ、常に挑戦を忘れず邁進してまいります。
年末年始はご多忙のことと思いますが、
くれぐれもお身体にお気をつけてお過ごしください。
2023年も皆様にとって平和な素晴らしい年でありますよう、
心よりお祈り申し上げます。
それではよいお年をお迎えください。
2023年も、どうぞよろしくお願いいたします。
いとうグループ広報 菊地
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伊東木材株式会社・株式会社いとうの年末年始の休業期間は下記の通りとなっております。
2022年12月29日(木)〜2023年1月4日(水)
新年は、2023年1月5日(木)より通常営業となります。
※SomAbito Design Works(店舗)は2023年1月2日初売り、1月3日より通常営業となります。
急なお休みもございますので、詳しくはお電話にてご連絡いただくか、
SomAbito Design WorksのInstagramページへ▼
https://instagram.com/somabito_design_works?igshid=YmMyMTA2M2Y=