叙勲のご挨拶 [ 伊東宏一 令和五年 秋の叙勲 旭日双光章]
昨年度は創業120年、そして私自身も入社60年を迎え、まさに光陰矢の如しと実感していたところですが、この度の令和5年秋の叙勲に際しまして、私こと(株)いとう・伊東木材(株) 代表取締役会長、および京都府木材組合連合会副会長 伊東宏一は、はからずも旭日双光章受章の栄に浴することになりました。
同11月10日には皇居に参内し、天皇陛下の拝謁をたまわり感激の極みでした。
これもひとえに、皆様方の多年にわたる温かいご指導ご支援の賜と心より御礼申し上げます。
我が祖父の創業した会社に入社したのは62年前。
当時は重機やチェンソーが無く、ノコギリで伐採し「木馬(きんま)」を使って人力で木を搬出することからスタートしました。
48年前に社長に就任して以来、山からの搬出、製材、住宅建築の一貫施工をめざす取り組みに情熱を注ぎ、京都府産材や地域産材などを生み出す木材産業の発展に貢献してきたと自負しております。
何度も何度も厳しい荒波に翻弄されながらも、今日まで継続し続けることが出来ましたのは、いとうグループの事業を利用し続けていただいたお客様、伴走し続けてくださった取引先様や関係者の皆様、更に、一緒に苦労を共にしてきた従業員の皆様や従業員を支えるご家族のお力が無ければ、今回の栄誉はございません。
今後もこの栄誉に恥じることのないよう一層精進し、皆様のご芳情に僅かなりとも報うべく、「生涯をかけた仕事」として山に登り続ける所存です。
従前のご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。
令和6年1月
代表取締役会長
伊東 宏一