阿須良神社(天然記念物の大杉)芯止め [ 京都府福知山市大江町 ]
- 場 所:
- 京都府福知山市大江町北有路
- 内 容:
- 芯止め、枝下ろし
- 依 頼:
- 自治会
- 施 業:
- 2021年
福知山市の天然記念物「阿良須神社のスギ」。
御神木の枯れた樹冠を手入れするため、自治会様よりご依頼を受け、特殊伐採チームが出動しました。
3年ほど前より何度かリピートいただき、今回いよいよ大杉のご依頼となりました。
ゴンドラに乗り込んでのトップカット。チェンソーや前にのめりこむ反動で、上下だけじゃなく左右(回転)に揺れます。
枯れて幹の中心が腐っている大木だったので、クレーン車での吊るときに「バキッ!」「メリッ!」と音がするたびドキドキします。
ドロ蜂の巣、水腐れで空いた穴にドロバチが巣を作っていました。
気づかずに、ちょうどその部分で幹をカットしたため、チェンソーの刃が巣の泥でボロボロになってしまいました。中から蜂の死骸も出てきましたが、もぬけの殻だったようで、攻撃されなくて良かったです。
常緑樹なのに、枝がむき出しのトップ。ボロボロ崩れる幹の中心。
樹冠が枯れていて、太い幹も中まで水腐れが入っていました。
「どこまで腐りが入っているのか」
「どこまで伐るのか」
クレーン車の耐荷重などを考えながら、太くて重たい幹をトップから少しずつカットしていきつつ、腐れ具合を確認します。
市役所の担当者様や天然記念物担当の樹木医が確認に来られ、安全面と観光資源としての景観について意見交換をさせていただき、自治会様にご確認いただきました。
小さな枝も落ちてきたら大変。一本一本の枯れ枝も処理させていただきました。
安心して大杉のパワーを感じに、お参りにいらしてくださいね。