護念寺様の所有林の一部伐採のご依頼をいただきました。

難易度の高い現場ということで、近場では請け負ってくれるところが見つからず、紹介で当社にお話が回ってきました。

伐採する大木のすぐ下には本殿、反対側には墓石、確かに難しいシチュエーションです。が、だからこそ当社の腕の見せどころです。

畳がずっと連なっているところは、実はお墓のある場所です。
ご依頼をいただいた木の真下には、歴代のご住職様やご家族のお墓が並んでいました。

私たちが作業をしやすいよう、ご依頼主様にて「お性根抜き」をしていただき、ご墓石を安全な場所へ移動していただいたうえで、現場に残っているお墓の基礎部分を畳で覆ってくださいました。

それでも御影石の角はもろく、少しでも圧力がかかると基礎部分が欠けてしまう恐れがあります。
ちょうど見学に来られた石材店様にも再確認をとりながら、伐倒の高さや方向を慎重に決めます。

スタート初日の今日も何本か伐ったのですが、狙い通りに隙間を目がけて倒すことができました。

檀家総代様も、「これで本殿の日当たりが良くなって、湿気に悩まされることが減るし、台風被害の心配も減った」とホッとしておられました。