一宮神社(宮) 境内林の剪定・土壌改良 [京都府福知山市]

場 所:
京都府福知山市宮
内 容:
剪定、土壌改良、ブレーシング、衰弱木の伐採
依 頼:
自治会
施 業:
2024年

宮財産区にある一宮神社。
第47代 内閣総理大臣 芦田均先生の生家(現 芦田均記念館)があります。

当時、芦田均先生が総理就任後に帰郷されたときには、神社に二対あったご神木の大モミの前で、財産区メンバーと集合写真を撮影されたそうです。

一宮神社が、この地域に住まう方たちや出身者の方々にとって、かけがえのない思い出の場所なんだな、と伺えます。

30年ほど前までは、社殿裏は社有林によくある鬱蒼とした薄暗いヒノキ樹林だったそうですが、「より愛着のもてる社有林を」と、当時の財産区メンバーで広葉樹2種(ケヤキとカシ)を植樹されたとか。

今でも下草刈りも毎年行い、明るく行き来しやすい社有林となったおかげで、クマ出没がしにくくなったと言われています。

境内には、イチイガシが2本あって、うち1本は「福知山市の名木」に指定されています。

今回、このイチイガシの保全のため、枯枝や生育の悪くなった枝を除去させていただきました。

 

本殿の前には、ご神木となる大モミ(モミ、樹高32m、幹回り3.1m)が立っていますが、度重なる台風や豪雨、さらには枝付きのアンバランスさにより、徐々に本殿に向かって傾いてきています。

さらに、傾いたモミを持ちこたえるために根が片側だけ隆起していて、モミの周りを仕切っている石積みやコンクリートが盛り上がって割れてきていました。
その昔、境内には対になる別の大モミも立っていたそうですが、その傾きから30年前に伐採したそうで、そのときは周りの石積みやコンクリートは盛り上がっていなかったようです。

今回は樹木医の診断により、まずは土壌や根系の改良処置をした後、ブレーシング作業を行いました。

また大モミの寿命を延ばすため、大モミと競合して衰弱したスギを伐採し、モミへの日当たりを良くしました。

 

OJTとして、合間に新人への指導もしっかり行います。

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